

「英語を」ではなく「英語で」学ぶ:英語カリキュラム
日吉キャンパス | 三田キャンパス | ||
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第1学年 | 第2学年 | 第3・4学年 | |
春学期 | 秋学期 | ||
英語Study Skills |
英語セミナー 週2コマ2単位* |
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英語リーディング 週1コマ通年履修で2単位* |
*卒業までに計2~4単位選択必修
次世代を担う学生を送り出す大学において求められる英語力は何か。この問いに答えるために、経済学部では英語カリキュラムの改編を行ってきました。英語を用いて広い意味での教養を深めると同時に、学問・研究のためだけではなく、将来のキャリアに幅広く生かすことができる「発信型」の英語運用能力、実践的なアカデミック・イングリッシュの養成を目標とします。
英語で発信する技法を学ぶ「英語Study Skills」
高校までに培った「英語を理解する力」を「英語で発信する力」へと発展させるために、段階的なカリキュラムを編成しています。まず、1年生の春学期に「英語Study Skills」を学びます。英語の技能を統合的に用い、日本語を介在させずに情報を収集・受信し、発信・共有すること、英語を英語として理解し活用することが大切です。授業は英語で行われ、大学の勉強に必要なアカデミックイングリッシュの3つの基本的技能を集中的に訓練します。
- Writing
- 自分の考えを論理的に提示する英文パラグラフの書き方を習得し、 それを発展させて短いレポートにまとめる方法を学ぶ。
- Reading
- 主題や論理構成を的確に把握する、つまり「必要な情報を得るため のリーディング」を習得。読んだ文章の要点や概要を、パラフレーズ (言い換え)の技術を使って自分の英語表現でまとめる。
- Presentation
- 英語のプレゼンテーションの基礎の訓練:効果的な話し方やジェス チャー・論理的な構成・視覚にアピールする資料の作成と利用。
アカデミックなテーマについて英語で学ぶ「英語セミナー」
経済学部英語カリキュラムの最大の特色は、英語の四技能を統合したStudy Skillsの学習を踏まえ、特定のテーマについて英語で深く学ぶ「英語セミナー」を主要な科目として設置している点です。学生はテーマに沿ったトピックを選んで文献を分析的に読み、調査を行い、結果をプレゼンテーションで発表し、レポートにまとめます。この過程を通して問題設定・議論の組み立て・情報の収集と整理・そして成果の発表という単なる「英語習得」を超えた「学習スキル」の訓練を行っています。もちろん、同時にテーマに関する知識を広げ、問題の理解も深めることができる授業形態です。クラスは週2回制、20~30名の少人数制で質問しやすいことも魅力です。
3つのレベルがありますので、自分のペースで段階的な学習を組むことができます。3、4年生に設置されている英語による専門教育プログラム、プロフェッショナル・キャリア・プログラム(PCP)に参加を希望する学生は、特に「英語セミナー」を複数修了することが重要です。2年生までに上級レベル以上の「英語セミナー」を修了するように計画を立てましょう。
- ・中級 :
- Study Skillsで学んだ技術を確認・発展させる。
- ・上級 :
- 中級よりも教材やディスカッションの分量がアップ。
- ・特別上級 :
- 英語圏の大学の概論クラスレベル。教科書も海外 で出版されたものが多く使われます。
「文学・芸術・思想」「言語・文化」「社会・経済・歴史」ほか、さまざまな内容のトピックから選ぶことができます。
※トピック例 :
- “International Migration and Immigration Policy”
- “Environment and Development”
- “Introduction to the Wonderful World of Language”
- “Introduction to Intercultural Communication”
- “Mass Media and Society”
- “Women in Hollywood Films”
- “Soccer in History and Society”
- “Art & Fashion”
英語セミナーの授業紹介はこちら
英語リーディング
この科目はリーディング技能を中心に、ライティングやディスカッション、プレゼンテーションを補助的に組み合わせた構成です。とくに伸ばしたい英語の技能に応じて「英語セミナー」と「英語リーディング」を併せて履修するなど、自分に合った履修計画を立ててみてください。
大学教員だからこそできる英語クラス
経済学部英語カリキュラムには以下のような優れた点があります。
- 実践的なアカデミック・イングリッシュ体験の場の提供
(学問を修めるための英語スキル・論理構成力の訓練) - 単なる英語スキルの習得を超えた教養教育の実現
- 幅広い分野で研究者として活躍する教員の専門知識を受講者に還元
(メディア学・歴史学・言語学・社会学・文学・地域研究など)