

授業紹介:フランス語

外国語科目|外国語Ⅱ・フランス語
フランス語のその先に
世界中でフランス語を話す人はおよそ2億7千万人。フランス語は、ヨーロッパだけでなく、アフリカ、北米、中東、アジアにおよぶ32もの国と地域の公用語であり、フランコフォニー国際機関には80の国と地域が参加しています。また国際連合や欧州連合、オリンピックの公用語でもあります。
どのような言語もそうであるように、未知の言葉の先には、その言葉を使う人がいて生活があります。フランス語を学びはじめたその時から、みなさんもフランス語を「使う人」の仲間入りです。どんな人たちと出会えるのでしょうか。
例えばフランス。「ふらんすへ行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し」と萩原朔太郎がうたってから100年余、先人の憧れがつまったその場所は、ぐっと身近になりました。慶應義塾はフランスの11校と交換留学協定を結んでおり、長期休暇を利用した、パリ政治学院、(理工学部主催の)エコール・サントラル・ナントにおける短期海外研修プログラムも運営されています。さらに経済学部には独自の制度があり、パリ政治学院とのダブルディグリー・プログラム(両校の学位が取得できます)、HEC経営大学院との交換留学など、フランスの大学で経済学を学ぶことも可能です。
とはいえ自分の目標にとって、フランス語を学ぶことが有益に思えない場合もあるでしょう。けれども日々の授業で、未知の言語と向き合う経験は、知の働きの基礎を培ってくれるはずです。経済学はもちろん、社会、芸術、あるいは言語そのものへの興味をどこまでも深めていくきっかけとなるような、さまざまな授業が用意されていますから、ぜひ活用してください。
(准教授 中川 真知子)
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