HEC経営大学院との学部・修士5年プログラム
経済学部とHEC経営大学院(Etablissement d’Enseignement Supérieur Consulaire Hautes Etudes Commerciales de Paris: France)は、PEARL在籍者を対象とした学部・修士5年プログラムに関する協定を締結しています。このプログラムに応募できるのは、経済学部PEARLの学生のみです。このプログラムに参加し、所定の要件を修めたPEARLの学生は、慶應義塾大学経済学士号とHEC経営大学院修士号(Master in Management)を取得できます。
HECとのプログラムではなく、経済学部に在籍するすべての学生を対象とした交換留学およびダブルディグリー・プログラムについて関心のあるかたは、こちらをご覧ください。
プログラム概要
プログラムに応募できるのは、経済学部PEARLの学生のみです。参加者数の上限は、年間2名です。
本プログラムに参加するPEARLの学生は、3年間慶應に、その後2年間HEC経営大学院に在籍し、所定の要件を修めた場合に、4年目修了時に慶應義塾大学経済学士号、5年目修了時にHEC 経営大学院修士号(Master in Management)を授与されます。
HEC経営大学院について
1881年に創設されたフランス屈指のグランゼコール(Grandes Ecoles)※です。フランスのみでなく各国から厳しい競争に勝ち抜いて入学した学生を教育し、世界を舞台に活躍する数多くの実業家・起業家・官僚・閣僚等を輩出し続けています。慶應義塾大学とは2007年4月に包括協定を締結して以来、交換留学生の派遣・研究者の交流を活発に行ってきました。
※グランゼコール(Grandes Ecoles)
フランスの高等教育機関は、「大学 Universités」と「グランゼコール Grandes Ecoles」に分かれています。この「グランゼコール」はフランス独自の教育機関であり、高校卒業後、2 年間の準備学級(Les classes préparatoires)を経たのち、さらに難易度の高さで知られるグランゼコール入試に合格した者のみが入学できる、高等教育機関です。
これらグランゼコールは 18 世紀のフランス革命前後に、専門エンジニア・高級官僚・教員を養成するために創られたのが始まりと言われ、主な特徴として以下のような点が挙げられます。
入学時のきびしい選抜
高度な総合的・専門的教育
官民各界の人材を集めた教授陣
経済界、産業界との緊密な共同
主に官界、産業界の幹部の育成を目的とした教育
応募資格・募集要項
本プログラムへの応募にあたり、応募時点で以下4項目すべての条件を満たす必要があります。
- TOEFL iBT 100点またはIELTS 7.0点以上
- GPA (Grade Point Average) 2.5以上
- 4年次修了時に、慶應義塾大学を卒業することが見込まれていること
- 3年次修了時に、慶應義塾大学の卒業要件を満たすことが見込まれていること
詳しくは、以下のプログラム案募集要項をご覧ください。
応募書類
所定用紙は下記からダウンロードしてください。
選考方法
書類審査および面接をおこないます。
選考スケジュール
3年次在籍者が選考の対象です。
塾内選考のあと、HEC経営大学院による選考を経てプログラム参加者を最終決定します。
上のスケジュールは、変更になる可能性があります。詳しくは後日発表される募集要項を参照してください。
留学中の費用
学費:プログラム参加中、最初の4年間は慶應義塾大学に学費を支払い、5年目の1年間はHEC経営大学に学費(年間18000€=2016年度)を支払います。
生活費の目安:キャンパスのレジダンスに住む場合、食費、保険関係、電話、インターネットなど含めて一か月に約1000€