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研究プロジェクト

複雑な街路構造の魅力を考える

[誘導展開型]
神山 祐二(経済学部4年)
指導教員:長田 進
2008年3月31日

要旨

本論文では、魅力ある街路構造を商業施設の通路構造に適応させる可能性の検証と追求を目的としている。前半部で都市をつくるイメージの研究について扱い、 Kevin Lynchの都市のイメージから、都市構造を築く判断の要素となるものを取り上げた。そして、街路の複雑さを示すスペースシンタックス理論を使用し、実際 に複雑な街路構造をもつ街といわれる下北沢の人気のある店舗の立地の分析を行い、人気のある店舗の立地位置から、複雑な街路構造を持つことが、魅力ある街 であるための一つの条件となることを導き出した。そして後半部では、Lynchのイメージ論と、下北沢の分析を踏まえ、都市が魅力的であるための条件を、 人口施設に適応させるため、街路、通路の面から提案を行った。今回の研究では、都市の文化的側面を考慮せず、物理的要素を考察したが、文化が都市の魅力に 関わっていることを考慮して人口施設の構造を考えることは、よりよい構造の構築につながる可能性がある。

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