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研究プロジェクト

グローバル化:金融革新とその裏側

[自発展開型]
青柳 健一(経済学部4年)
指導教員:金子 勝
2008年2月28日

要旨

本論分は、米国を中心とする現在の経済構造の枠組みが、持続不可能なのではいかとの問題意識を基にして、書かれたものである。米国は現在まで家計の大規模な消費によって、常に世界経済のエンジン役を担い、そのプレゼンスの大きさを保ってきた。しかしながら、昨夏に発生したサブプライム危機によって、この構造が大きく変化しようとしている。住宅市場の減速によって、大きく分けて2つの影響があると考えられる。1つ目は家計消費の減少を通じた実体経済の悪化であり、2つ目が金融市場に与えている影響である。本稿においては、各種統計を基にサブプライム危機の状況と、発生原因について検討を行っている。筆者は今回の危機を契機として、長期的な世界経済の構造が変化していくものと考えており、米国一国を中心している現在の経済状況から、世界は多極化し、従来の枠組みでは対応不可能な経済構造へ、変化しつつあると結論付けている。

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