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キャリア
天谷美乃里 写真1

日本ロレアル株式会社 マーケティングマネージャー 天谷美乃里

卒業後も続く経済学部の強いつながりが、仕事を支える。

きめ細やかなマーケティングで、夢を届けたい。

現在、化粧品ブランド『ヘレナ ルビンスタイン』で、マーケティングマネージャーをしています。化粧品業界では、日本は独自のマーケティングが必要 だと言われていますが、ゼミで学んだことが非常にプラスになっています。経済学という学問を学んだこともそうですが、ゼミの一期生だったことでパイオニア 精神が培われたんでしょうか(笑)。
とにかく、日本は独自の市場なので、ヨーロッパやアメリカ、アジア諸国と同じ広告展開やサービスをしていては売れないんですね。すべてのデータを独自に集 め、分析する必要があって、まさにゼロからのスタート。美容知識も意識も高い日本のお客様に10年20年と愛用していただくためのきめ細やかなマーケィン グを試行錯誤しています。
例えば、美容液の浸透に関して考えると、ヨーロッパでは「蒸発して消えてなくなる」のが浸透のイメージなのに、日本では「肌にしっかり吸収すること。それ も0.05秒で吸収するのか、0.03秒で吸収するのか」と、数字ではとても小さく感じる細やかなディテールまで追及する必要があり、スター製品をドーン と広告で売り出すヨーロッパやアメリカと同じ展開ではダメなんです。データと統計学をもとに、経済学を活かして、ブランドやイメージだけでなく、これから もたくさんの夢をお届したいと思っています。

身近な事象すべてに通じている。それこそが経済学の根本。

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私は銀行から化粧品業界に転職をしましたが、対象となる顧客が女性になった点や、ものづくりが関わっている点を除けば、銀行でも化粧品業界でもマー ケティングに違いはないように思います。銀行では、データによる顧客分析から始まり、今後のポテンシャルを考えたDM展開の企画などをしていました。化粧 品業界に転職してからも、マーケティングの根本は一緒です。ただ、対象が女性なだけに『夢』や『ブランド』という形のないものに付加価値をつけるためのさ らに細やかなマーケティングが必要ですね。
マーケティングの仕事にはゼミでの勉強が活かされていると感じています。ゼミでは、社会的事象をミクロ経済学から解くという内容を学びました。例えば、犯 罪をなくすためには何をすれば良いのか、ということを経済学的に考えるという内容。刑罰を重くするか、警察官の数を増やして取り締まりを厳しくしたほうが 良いか、といった問題を統計学的にひも解いていくんです。他にも結婚に関する経済学などがあって、すごく身近な分野にもすべて経済学が結びついているとい うことを再認識しましたね。

4年間がエネルギーの『種』に。

社会に出てからも広い分野、業種で活用できる経済学の奥深さを学んだゼミでは、かけがえのない友人との出会いがありました。私たちはゼミ一期生だっ たので、「ゼミって何だっけ?」というところからのスタートでした。全部自分たちの力で考え、作り上げていかなきゃならないから、それはもう大変でした が、新しい分野を一緒に切り開いたことで強い団結が生まれましたね。今でもゼミ仲間とは年に一度は会っています。業種はいろいろですが、入社当時はそれぞ れの悩みを相談し、今ではビジネスや将来について話すことが多いですね。生涯語り合える仲間です。
仕事の半分は人脈で決まります。卒業してからも続くこの強い人脈は、仕事の幅を広げるだけではなく、とても良い刺激になっています。自分もがんばらなく ちゃ、って思えるんです。大学で学ぶ学問は、研究者でなければ、そのまますぐに使えるものではありません。経済学部で学んだ内容、教授や仲間との出会い、 その全てが『種』となり、今のエネルギーになっていると信じています。

自分の将来に『言い訳』をつくらないで。

これから大学生になる皆さんには、自分の将来を考えるとき、決して他人の意見に左右されないでほしいと思います。それは、後に『言い訳』になってし まうから。いろいろな方の意見を聞くことは大切ですが、最終的には自分がやりたい、興味があることを正直に選んでください。迷っても悩んでも、きっとそれ が正解だと思います。

(2008年6月4日取材)

※プロフィール・職名はインタビュー当時のものです。

プロフィール

1999年3月

慶應義塾大学経済学部卒業

1999年4月

株式会社三和銀行入行

2004年5月

シュワルツコフ・ヘンケル入社 マーケティング部所属

2006年6月

日本ロレアル入社 ヘレナ ルビンスタイン マーケティング所属(現職)

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