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カリキュラム

授業紹介:スペイン語

外国語科目|外国語Ⅱ・スペイン語

スペイン語を話す人びとの世界を旅する。

日本人は「スペイン語」と聞くと、どんなことを思い浮かべるでしょう。ある人によれば、学校で勉強した世界史の中のスペイン。別の人によれば、ときどき耳にする音楽の発祥地、ラテンアメリカのどこかの国。スポーツの好きな人なら、サッカーに止まらずテニスから野球まで、選手の名前を挙げだしたらキリがない。料理に興味ある人は、スペインのパエリヤにメキシコのタコス、アルゼンチンの焼肉にチリのワイン。本の虫ならセルバンテスの『ドン・キホーテ』やガルシア・マルケスの『百年の孤独』がいつか読みたい。将来の旅行は、ペルーのマチュ・ピチュにボリビアのウユニ塩湖、バルセロナのサグラダファミリアにマドリードのプラド美術館、行ってみたいと思うところは実に数え切れません。世界遺産を巡りたければ、イベリア半島の南部でイスラムのナスル朝が建築したアルハンブラ宮殿、ダーウィンが進化論の着想を得たエクアドルのガラパゴス諸島、スペインのバロック様式と現地人の芸術的な感覚を折衷したフィリピンの教会群、遥かかなたの土地で自分の想像を超える発見をしてみたいものです。

スペイン語そのものについてはどんな印象があるのでしょう。日本語に近い発音、魅力的な響き、それから意味がわからないけれど、なんとなく情熱的に聞こえる、ネイティヴ同士の会話。スペイン語を話す人びとは、スペイン語世界の人びと。彼ら/彼女らの世界とは、スペイン語が公用語となっている計20カ国だけではありません。スペイン語は国際連合では6つある公用語の中のひとつであり、それに、インターネットでは英語と中国語に次ぐ最も使用されている第三の言語でもあります。一方、アメリカ合衆国では、元々メキシコ領だった南部をはじめ数州では事実上の第二言語になりつつあり、現在のアメリカを理解しその文化を楽しむには、スペイン語を知ることが必要となってきました。ヨーロッパ、アメリカ大陸、カリブ海諸国、歴史を尋ねるとアフリカとアジアまで広がるスペイン語世界は、文化・価値観・アイデンティティなどの多様性に富む、物理的にも精神的にも幅広い世界です。

スペイン語を学習することは、スペイン語を話す人びとの世界という見知らぬ土地への旅となります。そして、この旅が世界全体に対する理解の深化につながることは、間違いないでしょう。

(専任講師 ミヤン・マルティン,アルベルト)

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