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教員インタビュー
中川 真知子 写真1

専任講師 中川 真知子
20世紀フランス文学・思想

人との出会い、学問との出会い、本との出会い
学生時代のすべてが糧になる

研究テーマとその出会い

両大戦間期から戦後にかけて活動したフランスの作家ジョルジュ・バタイユを中心に研究しています。日本の研究者たちによる貢献の大きい思想家でもあります。破局の時代にあって人間全体をとらえなおすという巨大な仕事に、八方破れで向かったようでいて、実は率直に堅実に書き続けていった人だと私は考えています。出会いは大学の授業でした。憧れの先生方が研究なさっていたので、読んでみたら、よく分からないながら、時々とびだす「光の孤独 砂漠の孤独」なんていう断章に痺れてしまいました。ゼミでは18世紀のテクストを勉強していたのですが、卒論を20世紀の思想家バタイユで書きたいと突拍子もないことを言いだした私を許してくださった先生に感謝しています。

研究テーマの魅力、面白さ

対話することでしょうか。修論を指導していただいた恩師に「論文とは対話である」ことを教わりました。草稿やテクストとの対話、先行研究との対話、想定される読者との対話、先生や仲間との対話。勉強や研究はときに孤独な作業ですが、さまざまなレベルで人と結びついていると思います。

学生へのメッセージ

担当する語学の授業では皆さんが実践的にフランス語を身につけることを目指しています。同時にその授業が、言語を意識し今まで気づかなかったことに気づくきっかけになればと願っています。外国語はまどろっこしいし、もどかしいものですよね。けれども、そこに生まれる距離こそが、皆さんの思考力の大事な輪のひとつになるのではないでしょうか。教員として日吉に戻ったとき、恩師のひとりに「大学は人と会うための場所である」と言われました。今はその意味がよく分かります。対話と出会いの場所で、すべての経験を大切にしていただきたいと思います。

(2017年1月取材)

プロフィール

中川 真知子 写真2

2004年

慶應義塾大学文学部卒業

2005年
-2006年

パリ第三大学留学(慶應義塾派遣交換留学生として)

2007年

慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了

2008年
-2010年

パリ高等師範学校留学(仏政府給費留学生として)

2009年

パリ第三大学マステール2修了(近代文学)

2012年

慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学

2014年

パリ第三大学博士課程修了(フランス文学・文明) Ph.D

渋谷教育学園渋谷中学校非常勤講師(英語)、慶應義塾大学文学部および経済学部非常勤講師、文化学園大学非常勤講師を経て2016年より現職

※プロフィール・職位は取材当時のものです

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