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教員インタビュー
福田 桃子 写真1

専任講師 福田 桃子
フランス文学、映画

専門外にも寄り道して、世界を広げよう

研究テーマとその出会い

マルセル・プルーストという20世紀フランスの作家を中心に研究しています。大学1年生のときに受講した教養ゼミナール(日吉の自由研究セミナーのようなもの)で、全10巻のちくま文庫版『失われた時を求めて』の第9巻『逃げ去る女』を講読しました。この巻は、別れようとしていた同棲相手の出奔を知った主人公が、彼女を連れ戻すことで頭がいっぱいになってしまうところから始まります。物語の途中から読んだこともあって、正直なところ「なんだこれは」と戸惑ったのですが、妙に印象に残り、翌年の夏休みに第1巻から読みました。

研究テーマの魅力、面白さ

プルーストは『失われた時を求めて』を読者が自分自身を読む拡大鏡に喩えていますが、はじめて読んだときはまさに、きれいごとが一切ない心理描写にはっとしました。抜粋のつまみ読みであっても、読者の関心によって十人十色の楽しみ方ができる小説なので、文学の授業ではプルーストを多角的に紹介しつつ、関連する文学作品も扱いたいと思います。 もうひとつの研究領域である映画では、主にロベール・ブレッソンと成瀬巳喜男の作品に感心を持っています。大学時代に初めてブレッソンの映画を観たときは絶句しましたが、その後、調査を行いつつたくさんの映画と出会うなかで、何に心を動かされているのかが少しずつ言葉にできるようになってきたところです。

学生へのメッセージ

経済学部に入学する学生の多くが、大学生活での目標や将来の計画をきちんと立てていることに感心します。専門科目の勉強だけでも忙しいのに、第二外国語に時間を割くことは、もどかしいまわり道だと感じている方もいるかもしれませんが、フランス語を学ぶことでアクセス可能になる面白いものは無限にあります。授業ではフランス語圏の音楽や映画をたくさん紹介しますので、新しい言語の勉強をのびのび楽しんでください。

(2018年2月取材)
※プロフィール・職位は取材当時のものです。

プロフィール

福田 桃子 写真2

一橋大学社会学部卒業

東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了

東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学

パリ第四(ソルボンヌ)大学博士課程修了

日本学術振興会特別研究員、東京外国語大学・慶應義塾大学・明治学院大学非常

勤講師を経て2017年4月より現職

※プロフィール・職位は取材当時のものです

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