
専任講師
イファンユェン
国際マクロ経済学 国際金融
国際マクロ経済学で世界経済の「なぜ」を解く
研究テーマとその出会い
2011年のヨーロッパ国債危機との出会いが、研究の出発点です。なぜ国は破綻するのか、なぜ同じ政府債務であっても国によって借入条件が大きく異なるのかという素朴な疑問から、国際マクロ・国際金融に関心を持ちました。自国通貨と外国通貨の違い、為替レートの変動、各国の金利差など、現実の国際金融市場には、従来の経済理論だけでは十分に説明できない現象が数多く存在します。こうした「なぜ起きるのか」を理解したいという思いから、国際マクロ経済学の研究へと進みました。
研究テーマの魅力、面白さ
国際マクロの魅力は、実際の市場の動きに理論が常に挑戦され続ける点にあります。膨大で複雑な国際市場を理解するためには、理論モデルとデータ分析の両方が不可欠です。為替や国際資本移動を通じて、ショックが国境を越えてどのように波及するのかを明らかにすることで、世界経済の構造をより深く理解できる点に、この分野の面白さがあります。
学生へのメッセージ
国際マクロ経済学では、貿易、金融、政策の相互作用を通じて、国と国がどのようにつながり、世界経済が動いているのかを学びます。身近な直観的な疑問を出発点に、理論モデルを用いて考え、その含意をデータや実際の経済現象と照らし合わせて理解していきます。市場の動きや政策対応は国境を越えて波及するため、一国だけを見るのではなく、全体のつながりを捉える視点が重要になります。授業では、答えを覚えるよりも、直観・理論・市場・政策を結びつけ、自分で問いを立てて考える力を身につけてほしいと思います。
プロフィール

2014年 |
対外経済貿易大学 金融工学科 卒業 |
2016年 |
東京大学大学院 経済学研究科 修士課程修了 |
2023年 |
プリンストン大学大学院 経済学研究科 博士課程修了(Ph.D.) |
株式会社サイバーエージェント AI Lab リサーチサイエンティストを経て、2025年4月より現職 |
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